光の方へ、涙が出ちゃうんだよ
シンガーソングライター・カネコアヤノは、本当に不思議な存在で、歌声も楽曲も唯一無二!
そんな彼女の、等身大のようで神聖に輝く楽曲が、「光の方へ」。
もうね、本当になんか涙が出てきちゃうのです。聴いてても歌ってても。
まず彼女は声が独特で、明るく軽く歌ったと思ったらちょっとエッジを効かせて胸に迫ってくる。はじめて聞いた時は、クレヨンしんちゃんのしんのすけみたいな声だなあと思ったものです笑
それが個性的で、聞けば聞くほど癖になる。不思議だー。
キラキラした音色も特徴的だなあって、思います。「光の方へ」。
このタイトルのまんま、曲が光ってる。
たくさん抱えていたい、次の夏には好きな人連れて、月までバカンスしたい。
馬鹿馬鹿しいようで切実な。好きな人と月までバカンスできたら、そりゃ楽しいったらないでしょう!
壮大なスケールなのに、この曲の主人公は「靴のかかと踏んで歩くことが好き」とか、小さな日常を愛してる。「隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しい」、そんな世界で生きながら、好きな人とのバカンスを思い描いてる。
誰にだってある日常と、光の方へ向かいたい祈りが、この曲には込められている気がする。だから、泣けちゃうんだなあ。わたしも光の方へ行きたいよ。カネコアヤノ、すごいシンガーだ。